スタンダードプレコーションとは

スタンダードプレコーションとは…

誰が感染しているかを見分けることは容易ではないため、すべての患者を対象に次のものに接する可能性がある場合に行う予防策です。

血液

破損した皮膚

粘膜

すべての体液(汗を除く)

唾液・粘膜からの分泌物・精液・気管支分泌物・湿性組織・膣分泌物・鼻腔、副鼻腔からの分泌物・胸水、腹水・糞便・脳脊髄液・膿・嘔吐物・羊水・創傷からの浸出液・尿

予防の具体的な方法 (歯科医院の場合)

治療器具の滅菌

歯科治療では基本的に患者のお口に入る器具はすべて滅菌レベルである必要があります。

手袋の着用

血液、体液に接触可能性がある場合は、いつでも必ず手袋を着用します。損傷皮膚、あるいは粘膜に触れる直前に清潔な手袋を着用します。同じ患者であっても、汚染の拡散を予防するために、処置と処置の間で手袋の交換が必要な場合があります。

マスクや防御具の着用

血液、体液の飛沫が生じる可能性がある場合、マスク、顔や目の防護具を着用します。

患者のエプロンやコップは使い捨てのものを使用します。

もし、スタンダードプリコーションの考えを採用しないで歯科治療を行うとあなたにはどのような不利益が生じるでしょうか?

あなたの前に治療を受けた患者がB型肝炎やHIVウイルス感染者で自己申告をしていない場合には、歯科医院はその患者に使用した器具を滅菌・消毒しない可能性があります。その場合には使用した器具にB型肝炎やHIVウイルスが付着している可能性が否定できません。そして、あなたにB型肝炎やHIVウイルスが感染し発症する可能性があります。それは下記のような調査結果が学会等で発表されているからです。